バンガロールの牢獄とチェンナイの野良牛


コロナ禍も収まらないのに海外出張
しかも、ほぼ一か月。
まあ、いつもの事なのですが、、、

最初の滞在はバンガロール。
とても都会的な街で近代的なビルが立ち並ぶすぐ隣で、
廃墟となったビルもある。
なんともアンバランスな街。

ホテルの外に出るのは、とても危険。
というのもインド特有の交通事情。
二車線なのに三列に並んで走行する自動車。
隙間を見つけては突っ込んでくるバイク。
隙あらば誰もが前に出ようとする。
しかし、不思議と事故は起こらない。
恐らく日本人が運転すれば、たちまち大事故に。
歩行者にも自動車は容赦なく突っ込んでくる。
だから歩道と言えども細心の注意で歩かなければ、、
そんなわけで休日と言えどもホテルからは出ないのが得策。

ホテルとオフィスの往復だけの毎日。
よく見るとホテルの周りには鉄格子。
オフィスの周りにも鉄格子。
これは監獄に閉じ込められたのでは、、
しかも鉄格子の外は異世界。
なんとも不思議な日常。


次に滞在したのはチェンナイ。
バンガロールに比べれば田舎な街。
しかも車道には野良の牛たちが、、、
不用意に近づけばこちらに突っ込んでくるかも。
ここでもホテルとオフィスの往復の毎日。
まあ観光に来たわけではないので仕方なし。


インドということで、
ある程度の覚悟は決めてきたのですが、
予想以上に衛生はよさそう。
生水は当然飲めませんが、
ホテルでは毎日ペットボトルの水が用意され、
食事も思ったよりは辛くない。
けれど、コロナ禍なのに密回避もなければ、
マスクも手の消毒もない。
そこが気になったところ。


インドを楽しむ暇もなく、隙も無く、
ホテルとオフィスで缶詰状態の一か月。
短くも感じ、長くも感じた不思議な経験。


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