マルモのかもめ食堂

今回の出張の最後の訪問地は、マルモという場所。
スウェーデンですが、デンマークの国境のすぐそば。
海のすぐ向こうには、コペンハーゲンが見える場所です。

ヨーテボリ(ゴッセンバーグ)から、電車に揺られて三時間。
現地の方いわく、「新幹線みたいに快適な旅ですよ。」
とのことでしたが、
ヨーテボリの駅から、なぜか知りませんが、バスに乗せられ、
到着した駅からは出るはずの電車が、これも、なぜか知りませんが、
すでに出発してしまっているとのこと。
仕方が無いので、次の電車に乗ったところ、
どうも、鈍行に近い速さ。
それでも、座れただけ、ましだったのでしょうか?
揺られ揺られて、3時間後にマルモ。

マルモの街は、こじんまりとしながらも美しい町。
小さいながらも、コペンハーゲンのすぐそばだからなのでしょうか、
洗練された都会を感じさせます。
宿泊場所も小さいながら美しいホテル。

その日の夕食をどうしようかということになり、
日本食はないのかと、ホテルの人に聞いてみると、
「Izakaya Koi」なる店が近くにあるとのこと。
長い出張の果てに、なんともそそられる名まえ。
一緒に出張に来た方と、
すぐにでも行こうということになりました。

「Izakaya Koi」は、居酒屋というよりは、
小綺麗な食堂といった感じのお店。
メニューには、味噌ラーメンやら、
野菜焼きそばやら、枝豆やら、居酒屋の雰囲気。
海外の日本食は日本食にあらず。
過去に同じ間違いを犯しているはずなのに、
しかし、やめることができません。
とりあえず、オーダーしてみることに。

予感は的中でした。
照り焼きソースがまぶしてある枝豆。
生の豆腐が刻んでかけられている焼きそば。
トムヤムクンもどきの味噌ラーメン。
しかも、すべての味付けがくどくて辛い。
まあ、毎度の愉快な経験をさせてもらったということで、
良しとしましょうか。

後で知ったのですが、どうやら電車の遅延は、
大雨の為のトンネルの泥水のためのようです。



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