NasCar

アメリカには、特にデトロイトには、
車好きな人が沢山います。
そしてアメリカ人の趣味に対する姿勢は半端ありません。
アウトドア専門店に行けば、猟銃やビール醸造キット、
獲物の位置を知るためのレーダーやセンサーまで揃ってます。

土曜日に車を趣味とする人々の為の路上展示会が開かれていました。
塗装や内装にこったり、ハンドルやシフトレバーをカスタマイズするのは
当たり前のこと。
エンジンを改造したり、余分な計器を取り付けたり、
テーマを決めてデコレーションを施したり、、、
ある人は、廃車寸前の車を買い取り、ゼロから補修、
新車以上に新品な車に仕上げてきました。
(写真にて、その過程をも展示してました。)
恐るべき情熱です。


次の日には、ミシガン・インターナショナル・スピードウェイへ。
NasCarを見るためです。
NasCarとは、北米で行われる、
かつては改造した市販四輪乗用車を使用して行われた、そして、
現在では市販車に似せたレーシングカーを使用して行われるレースのことです。

レーサーが派手派手しく紹介された後、
厳かにアメリカとカナダの国歌が斉唱され、
いよいよスタート。
この辺りの演出は、流石アメリカ。

スタート直後の猛ダッシュは、とても見ごたえがあり、
目の前をいっせいに通り過ぎる車は、さすがに生の迫力。
でも、しばらくすると周回遅れ等でバラけてきて、
なんだか良く分からなくなってきます。

しばらくすると、先導車が走り始めて各車ピットイン。
なにかと思っていたら、どうも天候が悪くなる模様。
とてもよい天気だったので半信半疑でいると、急に大粒の雨。
この辺りの管理もしっかりしてます。

天気が良くなり、ジェットエンジン搭載の車が登場。
エンジンの熱で路面を乾かし、再度スタート。
このジェットエンジン搭載の車の騒音も物凄いものがありました。

再スタートにより、再度、スタート時の猛ダッシュを見ることが出来ました。

私はカーレーシングには疎いのですが、
紅一点の女性ドライバーで、とても美人なダニカ・パトリックさんを応援。
私の応援のおかげかどうかはわかりませんが、好成績を挙げたようです。

天候は次第に悪くなり、レースは中断。
帰りは土砂降りの雨の中、ずぶ濡れでホテルまで帰宅。
それでも貴重で楽しい経験をさせてもらいました。



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